『空想レンズ』を通して見ると、空想やおとぎ話の中の出来事が起こります。
スネ夫と子どもの対決
月にうさぎは存在する!
スネ夫の近所に住む子どもはスネ夫と月のうさぎの事で言い争いをしています。
いくらなんでも大人げないと感じたのび太は『空想レンズ』を使い、月にはうさぎがいることを証明することができたのです。
藤子F不二雄大全集ドラえもん9巻「空想レンズ」P148:小学館
度肝を抜かれたスネ夫は頭が混乱し、みんなからもからかわれ続けたのでした。
空想を現実に
『空想レンズ』を通して見ると、空想だと思われていることがすべて見えるようになります。
例えば月のうさぎのこと、雷雲にいる雷さま、虹の橋など、おとぎ話などでよく語られる出来事が見えるわけですね。
望遠鏡以外でもOK?
ストーリーでは望遠鏡に『空想レンズ』を取り付けて遠くの月を観察していましたが、おそらく望遠鏡が無くてもレンズ越しに世界を見るだけで効果があるものと思われます。
レンズ以外は効果なし
空想が現実になるのは、あくまでも『空想レンズ』を通して見る時だけです。
レンズを使っていない人からすると現実世界が広がるだけですので、同じ現象を共有したければレンズを使い回すか、2つ以上準備する必要がありますね。
しつけキャンディーもあります
子どものしつけの時に昔ながらの言い伝えやうそ話を言う時があります。
閻魔さまに舌を抜かれる話や、食べてすぐ寝ると牛になるなど、ですね。
これも見かたを変えれば空想話の一種ですが、そんな時は『しつけキャンディー』を食べるといいですね。
その類の話がすべて現実化する効果があり、小さな子どものしつけに効果てきめんです。
3歳相手にムキになるスネ夫
それにしても、3歳児(と思われる)の男の子相手にここまでムキになって食って掛かるスネ夫もいかがなものかと思いますね。
月にうさぎがいなければゲンコツするなど勝負を持ち出しており、スネ夫の精神的未熟さが垣間見れる瞬間ですね。