『おとしだまぼきん』を使うと、あらゆる人がお年玉をくれるようになります。
まるで神社の賽銭箱
ケチで有名なけち田おじさんから、今年こそなんとかお年玉をもらおうと画策するのび太。
ドラえもんは『おとしだまぼきん』を使い、おじさんから無理やりお年玉を回収しようとします。
藤子F不二雄大全集ドラえもん6巻「おとしだまぼきん」P78:小学館
この時、何度もダイヤルをひねったことで機械が故障してしまい、全く見ず知らずの大勢の人たちがお年玉をくれようと殺到してしまったのでした。
お年玉を必ずもらえます
『おとしだまぼきん』のスイッチを入れると周囲の人がお年玉をあげたくなる効果があります。
お金を受け取る人からすれば嬉しいことですし、あげる人にとってもお年玉をあげたくて行動していることなので、いわゆるWin-Winの出来事なのです。
ダイヤルで強度調整
『おとしだまぼきん』のダイヤルを調整するとお年玉の額を調整できます。
ただし何度も調整すると壊れることがあり、そうなると誰でもかれでも見境なく大量のお金をくれるようになってしまいます。
藤子F不二雄大全集ドラえもん6巻「おとしだまぼきん」P79:小学館
その姿はまるで神社のお賽銭箱のようで、現金がわんさかたまっていく不思議な現象になってしまうのです。
動物にも効果あり
人間にとってのお年玉はもちろん現金ですが、『おとしだまぼきん』は動物にも効果があるようで、よく見ると野良犬が骨を投げ入れていることがわかります。
藤子F不二雄大全集ドラえもん6巻「おとしだまぼきん」P79:小学館
新年を祝う金品がお年玉ですので、犬にとっては骨が現金の代わりといったところでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます