誰かへの復讐を他人に任せてしまう『しかえし伝票』というひみつ道具を紹介します。
のび太の仕返し、成功なるか?
二十二世紀デパートから誤って送られてきた『しかえし伝票』。
のび太はなんとかジャイアンに仕返しをたくらみ、他人に伝票を拾わせようとしますがことごとく失敗。
最後は自ら伝票を取り、ジャイアンに向かっていくことになります。果たしてのび太はこの後どうなったのでしょうか。
ドラえもん38巻「しかえし伝票」P63:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
他人に仕返ししてもらいます
『しかえし伝票』は自分の代わりに他人にしかえししてもらう効果があります。
仕返ししたけど自分には無理・・・というとき、この伝票に仕返ししたい内容を書いて誰かが拾うと、その人がかわりに仕返ししてくれるという、なさけない・いくじのないひみつ道具なのです(ドラえもん談)。
ウソの内容は自分に返ってくる
『しかえし伝票』にウソの内容を書くと全て自分に返ってきます。
ジャイアンにげんこつ100発!なんて事実に反する内容を書くと、のび太は伝票を拾った人にげんこつ100発受けてしまうということです。
伝票を拾った人は無条件で行動する
『しかえし伝票』を拾った人は体の自由がなくなり、しかえしする相手に向かって一目散に駆け出します。
自分の意思ではコントロールできないところが恐ろしいですね。
ドラえもん38巻「しかえし伝票」P63:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ジャイアンへのしかえし伝票を拾ったのはしずかちゃんだったのですが、のび太は伝票をしずかちゃんから奪い取って自らジャイアンに立ち向かっていくのです。
しかえしされる側にとっては不明
『しかえし伝票』の効果でしかえしされる側からすると、どうして自分と無関係の人が自分を攻撃するのか理解不能でしょう。
もししずかちゃんがこのままジャイアンに殴りかかっていたとすると、さすがのジャイアンでも女の子相手に手をあげることはしないでしょうし、そもそもどうしてしずかちゃん?となるでしょうし、意味不明のままその場が流れそうな気がしますね。