『しん気ろうそく立て』にろうそくを立てて景色を思い浮かべると周囲がその景色に早変わりします。
世界一せまい海水浴場?
みんなを海水浴につれていく約束をしてしまったのび太。
あてにしていた『どこでもドア』が故障して行き詰まってしまい、代わりに『しん気ろうそく立て』で海の一部だけを再現することに成功します。
ドラえもんプラス1巻「しん気ろうそく立て」P121:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
狭い海水浴場ではありますが一通り遊び終えた一行。
ところがゴミの片付けに苦労してしまうというなんとも悲しい結末を迎えるのでした。
ドラえもんプラス1巻「しん気ろうそく立て」P122:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
頭のイメージがそのまま現実化
『しん気ろうそく立て』に普通のろうそくを立てて行きたい情景を思い浮かべると周囲一帯がその景色に早変わりします。
想像力がものをいうひみつ道具で、きれいな風景画などをみてイメージをふくらませるといいですね。
ろうそくが燃え尽きるまで蜃気楼は続きます。
部屋の広さはもとのまま
どこまでも広がる大自然に見えても広さはもとの部屋のままなので注意が必要です。
では広い部屋で使うとどうなるか?ということですが、おそらくろうそくが照らせる範囲だけ景色が変わると推測されます。
ろうそくの明かりだとせいぜい5メートル四方がいいところでしょうかね。
室内旅行記との比較
周囲の景色を自由に変えられるひみつ道具に『室内旅行機』がありますが、『しん気ろうそく立て』と比べると一長一短といったところでしょうか。
室内旅行機はしん気ろうそく立てよりも広い範囲を一気に別の景色に変えることができますが、部屋の広さはそのままですし温度や設備も元の設備のままです。
例えば家の中を北極の風景に変えたとしても寒くないし雪も降らないわけですね。
一方のしん気ろうそく立ては影響範囲が狭いものの、北極の寒さになったり水に触れることができたり、体感度は室内旅行機に勝ります。
ただし、ろうそくを継ぎ足し継ぎ足し使う必要があるため、かなり手間を要すると思われます。
どれぐらいの没入感が欲しいかに合わせて使い分けるといいでしょう。