亡くなったように見せかける『葬式ごっこの薬』。いたずらで使うには度が過ぎているかもしれません。
薬の使いすぎ
夏休みの宿題をやってないことを理由に学校に行きたがらないのび太。
『病気ごっこの薬』を飲んで仮病を使って休んでいたところ、お医者さんを呼ばれて注射を打たれそうになります。
そこで『葬式ごっこの薬』を飲んで死んだふりをするのですが、ママがこれに驚いてさぁ大変!
藤子F不二雄大全集ドラえもん3巻「いんちき薬」P164:小学館
家中ドタバタ騒動になってしまったのでした。
死んだように見せかけます
『葬式ごっこの薬』はリアルな葬式ごっこのため(推測)に使われるひみつ道具です。
飲むと体が冷たくなり、脈が無くなり、誰がどうみても死んだ状態になってしまうわけです。
本人も一時的に意識を失い、完全な死として判断されてもおかしくありません。
いたずらでも使ってはいけない
『葬式ごっこの薬』はあまりにもリアルすぎるため、決して軽いいたずら心で使うものではありません。
ママが卒倒してしまったのも無理はなく、周りへの衝撃が大きすぎるひみつ道具なのです。
効果は短時間
倒れたのび太はものの数十秒で起き上がっている様子から、仮死状態は長くは続かないようです。
そりゃそうですよね、脈が止まっているということは心臓も止まっているわけで、そんな状態が長く続いて体に影響が無いはずがありません。
おそらく薬の効果で人体に影響がでないようにしていると思われますが、大きな危険を伴います。
リアルさが求められる演技で
どんな時に『葬式ごっこの薬』が役立つかというと、リアルな死体の演技をするときでしょうか。
短時間でも本物そっくりの死体になれることを考えると、映画やドラマで役立ちそうです。
このひみつ道具はこの巻で読めます