うつしぼくろ

赤と黒のほくろで構成される『うつしぼくろ』。

ほくろを付けた人の性質を相手に移すことができます。

ジャイアンをおとなしくさせろ

ジャイアンズ(ジャイアン率いる野球チーム)の成績不振を受けて2時間みっちりミーティングが始まります。

殴られることを恐れたのび太はドラえもんから『うつしぼくろ』を借り、おとなしい乙梨おとなしさんの性格をジャイアンに移します。

うつしぼくろ
自分の性格を移せばよかったのに。

ドラえもんプラス6巻「うつしぼくろ」P83:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ところが片方のほくろがいろいろな動物に付いてしまい、ジャイアンはタコのようになってしまったのでした。

うつしぼくろ
恐怖の動きである

ドラえもんプラス6巻「うつしぼくろ」P88:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

性格をコピーします

『うつしぼくろ』は赤いほくろと黒いほくろのセットです。

赤いほくろを付けた人の性格が黒いほくろを付けた人にコピーされる効果があります。

一番のネックはほくろを相手に取り付けるところですね。

行動や仕草もそっくり

『うつしぼくろ』を使うと性格だけでなく行動や仕草までそっくりになります。

特に動物にほくろが渡ってしまった時はそれが顕著になり、ネコのように毛を逆立てたり、タコのように体がぐにゃぐにゃになるなど、身体的特徴まで変化してしまうのです。

目立たない場所に取り付けるのが効果的

のび太は『うつしぼくろ』を乙梨さんの顔に取り付けてしまったため、鏡ですぐにバレてしまいました。

うつしぼくろ
ネコというよりトラである

ドラえもんプラス6巻「うつしぼくろ」P87:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

皮膚に直接取り付けないと効果が出ないとすると、例えば首の後ろ側に取り付けて自分では気づかない場所にするなど工夫が必要です。

赤いほくろ(性格のベースとなる人)は黒よりも目立ってしまうため、特に注意深く取り扱うべきですね。

回収が困難

ほくろを取り付けた人を身近で観察できるならまだいいですが、動物や普段付き合いのない人に取り付けてしまった場合、回収は非常に困難です。

ほくろに気付いて捨てられてしまったり、延々と気づかないまま生活が続いたり、それはケースバイケースですが、どうせ使うなら何が起こってもすぐ対応できる近い場所に相手がいることが理想的でしょう。

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