無敵のヤマタノオロチに立ち向かえ!
残念ながらドラえもんが出した『ゼロ戦』の攻撃がヒットすることはありませんでした。
なぜならヤマタノオロチは幻だったからです。
ドラえもんの攻撃、ヒットせず
のび太のうっかりによって過去の日本の村でヤマタノオロチが猛威を奮っていました。
どうやらこれ、過去に流れ着いたタイムマシンに乗っていた『モンスターボール』を猿か何かが誤ってボタンを押してしまい、ヤマタノオロチの幻が村で暴れまわっていたようなのです。
そうとは知らないドラえもんとのび太は一生懸命ヤマタノオロチと戦うのですが、いっこうに攻撃がヒットする気配がありません。
ドラえもん22巻「タイムマシンがなくなった!」P129:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
「こんなことってあるかしら!?」とつい女性言葉になってしまうほど同様するドラえもんですが、カラクリさえわかれば怖くありませんね。
ドラえもん22巻「タイムマシンがなくなった!」P129:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
戦いは何事もなかったかのようにあっけなく幕切れとなりましたが、ヤマタノオロチの名称についてのび太の疑問は残ったままとなってしまったのでした。
攻撃力は不明
残念ながらコミックの中で『ゼロ戦』の威力がわかるシーンはありませんが、備え付けの銃で敵を攻撃するものと思われます。
見た目はおもちゃのようですが、あくまでもこれは未来のひみつ道具。
しっかりした性能を持っていても何ら不思議ではありません。
うかつに子どもが使うとケガのもとなので、小さい子の手の届かない場所に保管しておくことをおすすめします。
今なら別の戦闘機か?
ドラえもんが公開された当時はすでに戦争は終了していましたが、藤子先生の頭の中には戦闘機=ゼロ戦というイメージが出来上がっていたのでしょう。
もしこれが現代で再現されるとすれば、ゼロ戦よりも自衛隊の戦闘機みたいな最新機体がモデルになるのではないでしょうか。
アメリカ人がゼロ戦を見るとパールハーバーの攻撃を連想すると思うので、世界的にも人気のあるドラえもんに登場させる時は慎重になる必要があるでしょう。