『あべこべ世界ミラー』を使うと、何もかもあべこべの世界に入り込むことができます。
暴れん坊ののび太
いつもいじめられてばかりで、ケンカに強くなりたいと考えるのび太。
ドラえもんは『あべこべ世界ミラー』を取り出し、全てが逆の設定の世界に入りこむことを提案します。
ドラえもんカラー1巻「あべこべ世界ミラー」P121:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
そちらの世界でのび太は暴れん坊で嫌われ者!
ミラーを通ってのび太の世界にやってきた暴れん坊は手当り次第あばれ、あのジャイアンですらのび太を恐れるようになったのでした。
ドラえもんカラー1巻「あべこべ世界ミラー」P125:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
あべこべ世界へようこそ
『あべこべ世界ミラー』を通ってミラーに入ると、そこは物の位置が左右対称になり、人の性格が真逆になった不思議な世界が待っています。
優しいのび太は暴れん坊でケンカが強くなり、ジャイアンはすっかり弱々しいキャラになっているのです。
家具の配置もすべて左右対称です。
性格はそのまま
あらゆる設定が逆になっているわけではなく、男子ののび太は男子のまま。
ここは設定ミスなのか、それとも性別だけはあべこべにならないよくわからない現象が起こっています。
過去にも登場した逆の世界
全ての設定が逆になった不思議な世界は過去にコミックで登場しています。
コミック17巻に登場した『天球儀と天体けんび鏡』は、本物の宇宙空間を超極小コンピューターで地球儀サイズにコンパクトにまとめたもので、その中に広がる地球は全ての設定が真逆の世界。
のび太は女の子の設定で世界一の天才と称される場所でした。
『あべこべ世界ミラー』と似ている世界ではあるものの、のび太の性別が異なりますね。
苦手を好きになる世界かも
人は誰しも苦手に感じるものがあります。
『あべこべ世界ミラー』の中ではそんな苦手を軽々とこなす自分が存在しているはずなので、現実世界において解決する糸口が見つかるかもしれません。
また、自分の行動を第三者視点で見つめ直すいいきっかけになるかもしれず、たまに異世界を覗いてみるのもおもしろいかもしれませんね。