指定した人を足止めすることができる『相手ストッパー』。
どうしても用事がある人を無理やりストップさせる迷惑極まりないひみつ道具です。
ハッピーバースデー!ジャイアン!
自分の誕生日をお祝いしてもらうため、ジャイアンはドラえもんを上手に言いくるめて『相手ストッパー』を借りることに成功します。
ジャイアンは自分の人気の無さを薄々感じていて、せめて誕生日くらいは友だちからお祝いして欲しいと密かに感じていたようで、いつものメンバーを無理やり足止めしておこうという作戦を計画していたのです。
ドラえもん23巻「ハッピーバースデイ・ジャイアン」P44:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『相手ストッパー』を貸したドラえもん自身もジャイアンの誕生日をすっかり忘れていて、結局はジャイアンの思惑通りに事が進んでしまうのでした。
他人を支配下におこう
『相手ストッパー』で指名されると自分の意思に関係なく身動きが取れなくなってしまいます。
ドラえもん23巻「ハッピーバースデイ・ジャイアン」P44:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
突然動けなくなるとそれだけでびっくりしますが、そんな理不尽なことも叶えてしまうのが未来のひみつ道具の力なのです。
動き停止を解除するには名前をいいながら動きを解除することを宣言するだけ。
たったこれだけで他人の一切の行動を自分の支配下に置くことができるのです。
行動のストップさせ方の違い
足止めされたドラえもんとのび太はその場から動くことができなくなりました。
ところが別のコミックで『相手ストッパー』をスネ夫に対して使ったシーンでは、スネ夫は完全にその場で動きが停止し、スネ夫自身も動きが止まったことに気付いた様子はありません。
おそらく『相手ストッパー』の設定の違いからくる仕様だと思われ、停止させたい度合いによって細かく調整ができるものと思われます。
場面にあわせた使い方ができる便利さがありますが、乱用は厳禁ですね。