『引力ねじ曲げ機』は近くの重力場の向きを変えることができるひみつ道具です。
楽ちん登山
友達と険しい山に登山に来たのび太。
急な登り坂に苦労してあきらめそうになったとき、ドラえもんが『引力ねじ曲げ機』を貸してくれました。
藤子F不二雄大全集ドラえもん2巻「引力ねじ曲げ機」P96:小学館
するとどうでしょう、苦しかった登り坂が下り坂に変わり、すいすい移動できるようになったのです。
秘密を知ったスネ夫がこっそり使おうとしますが、池の水が舞い上がったり自身が飛びそうになったり、散々な目にあってしまったのでした。
引力を曲げます
『引力ねじ曲げ機』を使うと自分の周りの重力場の向きを変えることができます。
時計の形をした針を向けた方向に重力が働くようになるため、登り坂や下り坂などで大活躍してくれるでしょう。
下ってラクしよう
重力の影響は周囲から見ても見た目ではわかりません。
こっそりポケットに『引力ねじ曲げ機』をしのばせておき、少しだけ下り坂に設定しておくことによって周りより速く走れたり、山道をすいすい進むことができるでしょう。
宇宙まで飛び出す恐れあり
注意点としては重力場を無理に操りすぎると体が浮かび上がる方向に力が加わってしまうことです。
こうなってしまうと周囲の手助け無しには体の自由が効かなくなり、体が浮かび、宇宙まで飛び出してしまうのです。
藤子F不二雄大全集ドラえもん2巻「引力ねじ曲げ機」P100:小学館
危うくスネ夫がそうなりかけましたが、ドラえもんがいたおかげで一命をとりとめたのでした。
遊びで使っていいひみつ道具ではないということですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます