相手から無理やりお金を引き下ろすことができる『ムリヤリキャッシュカード』。
それだけ聞くと夢のようなひみつ道具ですが、実は落とし穴があるんです。
ジャイアンからお金を取り立てろ
ジャイアンに貸した(ゆすられた?)50円もの大金を取り返すべく、のび太はドラえもんから『ムリヤリキャッシュカード』を借ります。
暗証番号とともに対象者に向けて使うと、言った金額を無理やり取り立てることができるのです。
ドラえもん35巻「ムリヤリキャッシュカード」P68:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
味をしめたのび太は自分自身から8千円を引き出して豪遊しようとしますが、実はコレ将来手に入れるお金を先取りしているだけ。
向こう数ヶ月分のおこづかいを手に入れたことで未来ののび太達が金欠に陥るという悲惨な結末を迎えるのでした。
ドラえもん35巻「ムリヤリキャッシュカード」P71:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
4桁の暗証番号では不安
『ムリヤリキャッシュカード』を使うには4桁の暗証番号を音声で記録し、使いたい相手をカード穴から除きながら金額を言うだけです。
ただし暗証番号を間違った時のセキュリティが詳細に紹介されておらず、適当に番号を言っていけばいつかはヒットするかもしれません。
もっと桁数を増やすか、3回間違ったら使用不能になるなど対策が急がれますね。
悪用は絶対にだめ
お金を引き出された本人はなかなかその事実に気付きません。
知らないうちに預金残高が減っていたり、給料を受け取っている人であれば本来振り込まれたはずの金額が足りないとわかった時にはじめて誰かに『ムリヤリキャッシュカード』を使われたことがわかるのです。
あてにしていたお金が無くなると一気に生活に響くため、悪意を持った人の手に渡ると大変なことになりますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます