地下に埋めてスイッチを入れると大きく広がり、簡単に地下スペースを作ることができる『ポップ地下室』の紹介です。
広い作業場所や撮影スペースが必要な場合に重宝します。
秘密のスタジオ、完成
『イージー特撮カメラ』を使って自分たちで特撮映画を撮影しようと考えたドラえもんとのび太。
出木杉くんの力強い協力のもとキャストとなる友達を集めて映画撮影を開始します。
スタジオとなるのはのび太の家の庭に埋めた『ポップ地下室』。
ボタン1つで照明や映像が出てくるスタジオ向けの設備で、プロ顔負けの場所です。
ドラえもん20巻「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」P176:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
悪役のジャイアンをなんとかうまく丸め込んで挑んだ撮影も順調に終了し、最後はジャイアンに全てバレてしまうのですが、子どもたちにとってはとても貴重な経験になったことでしょう。
四次元のスペースか?
『ポップ地下室』は大掛かりな撮影道具を持ち込んでも余裕があるほど広い空間です。
それだけ大きな部屋が地下に広がると水道管やガス管に影響が出そうなものですが、コミックではそこまで描かれていません。
おそらく四次元空間に広がる地下室と考えられ、他の物には干渉しない仕組みになっているのでしょう。
使用期限を確認しておこう
ドラえもんは『アパートごっこの木』を使い、地下で部屋が腐ってしまって大失敗した過去があります。
この時は説明書をよく読まないまま使ってしまったことが原因だったのですが、果たして『ポップ地下室』はその点大丈夫なのでしょうか?
植物ではないので腐ることはないでしょうし、照明など本格的な設備が整っていることを考えると長く使うことを前提としたひみつ道具なんだろうと推測できます。
ドラえもん20巻「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」P179:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
あとあと取り返しのつかないことにならないよう、ドラえもんには当時の反省を活かしてほしいものです。