『小惑星引換券』を引き換えに惑星をもらうことができます。
引換券、ここからすべてが始まる
未来の商店街の福引がことごとく外れてしまい残念がるドラえもん。
ハズレ券として『小惑星引換券』をもらうのですが、それがどれも使いみちのないくず星ばかり。
大長編のび太のねじ巻き都市冒険記P8:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ものは試しと、のび太がすべての引換券を確認していたところ、地球そっくりの理想的な環境の星が紛れ込んでいたのです。
ここを舞台にし、ねじ巻き都市の大冒険が繰り広げられることになります。
太っ腹と思いきや?
その名の通り『小惑星引換券』を使うと惑星1個をゲットできます。
惑星といっても、実は火星と木星の間に散らばる何百億というクズ星を指していて、そんなものをもらっても何の使い道もありません。
大長編のび太のねじ巻き都市冒険記P10:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
さらに『テキオー灯』で体を宇宙空間に順応させ、『どこでもドア』で移動しなければいけない煩わしさもあり、まさにハズレ券にふさわしいプレゼントといえるでしょう。
必要なければもらわないほうがいい
とはいえ、無料で惑星がもらえるならもらっておいたほうがいいと思ったりしませんか?
でもそれは止めておいたほうが無難でしょう。
万に一つの可能性で、その小惑星が隕石として地球に落下したり、人工衛星と衝突して故障させたりでもすれば、惑星の所有者として責任を問われる可能性があります。
宇宙をも支配下に
それにしても、未来の地球人は宇宙空間を漂う小惑星でさえ自分たちの所有権を主張し、自由に行き来し、ある意味支配下に置けるようになるのですね。
未来の知識を持ってしても宇宙旅行は危険が伴うといつかドラえもんが言っていましたが、そんな危険な場所にある小惑星を商店街の福引の景品にしてしまうほど、未来では宇宙が身近な存在なのでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます