無駄な時間を貯金し、あとからまとめて使うことができる『時間貯金箱』の紹介です。
忙しい現代人にとって、まさに夢のようなひみつ道具といえるでしょう。
時間の無駄を省こう
ちょっとした隙間時間がもったいないと考えるのび太にドラえもんが賛同し、『時間貯金箱』を出しました。
これを使えば、例えばママが買い物から帰ってくるまでの30分を貯金し、貯めた30分をいつでも好きなタイミングで使うことができます。
しかも30分貯金すると体感的にその30分が突然スキップしたような感覚になるため、時間の無駄をとことん省くことができるのです。
ドラえもん16巻「時間貯金箱」P14:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
時間貯金箱を使って上手に時間を節約し、しずかちゃんともたっぷり遊ぶことができたのび太とドラえもん。
夜になって宿題が終わってないことに気付いたのび太は、今まで貯めていた時間を一気に全部つかいます。
すると夜から夕方まで時間が逆戻りし、仕事を終えて帰宅していたパパが再び会社に戻るハメになってしまいました。
ドラえもん16巻「時間貯金箱」P19:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
自分の時間を貯める
時間貯金箱さえあれば、自分だけの時間をどんどん貯めることができます。
- 行列の待ち時間
- 観たいテレビ番組までの時間
- 長い会議
- 会社の時間
例えばこういう時間をバッサリ省いて時間貯金箱に貯金すれば、自分だけの時間が積み上がっていきます。
嬉しいことに、時間貯金箱を使ってカットした時間の間、他人はちゃんと自分たちの時間を過ごしています。
周りに迷惑をかけず、無駄な時間を省き、時間の制約から開放されるのです。
貯めた時間を使う時は注意が必要
時間貯金箱で貯めた時間を使う時は注意が必要です。
時間を使う(コミックでは時間を下ろすといいます)と、世の中の時間が逆戻りするのです。
自分にとっては貯めた時間を使う感覚なのですが、自分以外の人にとっては一度過ごした時間がもう一度戻ってくるのです。
のび太のパパがいい例です。
のび太は宿題をするために夜から夕方に戻しましたが、仕事を終えて帰宅したパパは再び出勤することになりました。
ドラえもん16巻「時間貯金箱」P19:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
パパにとってはすでに働いた時間であるにも関わらず、もう一度労働する必要が生じるということです。
時間貯金箱を使うと世界中に影響が及ぶため、使い所が肝心ですね。
時間もお金で買える時代
時間貯金箱があれば、未来のビジネスマンはお金を出して時間を買う人が出てきてもおかしくありません。
ヒマな人にお金を払って時間を貯金してもらい、必要な時に時間を下ろすのです。
のび太のパパのように二重で働くことになりますが、時間の価値を知っている人からすれば喉から手が出るほど欲しいでしょう。
時間貯金箱が発明されると、世の中の常識が大きく変わりそうですね。