照射した相手を動物に変えてしまう『動物ライト』です。
コミックに一度だけ登場し、結局使われることはありませんでしたが、ここで紹介したいと思います。
先生をゴリラに変えよう
のび太が学校のテストを回避する方法としてドラえもんが提案したのが「動物ライトで先生をゴリラに変えてしまえば、テストを受けなくてもいい」という、なんとも奇想天外なアイディア。
ドラえもんは一応のび太の教育係として二十世紀に来ているはずなので、こういう考え方をするのはちょっと問題です。
結局ドラえもんのアイディアは未遂で終わり、先生がゴリラになることはありませんでした。
機能が不明
名前が動物ライトなので、相手を動物に変えてしまうことは予想できます。
ただし、このひみつ道具に関してはあまりにも情報が少なすぎるため、色々なことが推測のままでしかありません。
- 持続時間はどれぐらいか
- 変身した人は人間の意識があるのか
- 動物の能力を持つのか(チーターみたいに足が速くなるなど)
こうやって色々アイディアを広げるのも楽しいんですが、ドラえもんに登場するひみつ道具はいまいち機能がわからないものもたくさんあるんです。
似たようなひみつ道具もある
動物ライトのように、姿かたちを動物に変えてしまうものや、動物の力を受け継ぐひみつ道具はたくさんあります。
動物変身ビスケット
動物の形をしたビスケットを食べると、一定時間その動物に変身していしまう道具。
変身リングとカード
ドラえもん41巻「無人島の大怪物」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
カードをセットし、輪っかをくぐるとカードに描かれた動物に変身するひみつ道具。
動物ごっこぼうし
大長編のび太とアニマル惑星P49:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
姿かたちは人間だが、その動物の能力を受け継いだり、動物から見ると仲間にも見られる道具。
ドラえもんが猫をモチーフにしたキャラクターのため、作者の藤子F不二雄さんも動物に関連する道具をたくさん用意したんじゃないかと思います。
実現の可能性は今のところ無し
人を全く別の動物に変えてしまうことは、現代の技術では不可能です。
細胞そのものを変化させる必要があるため、この類のひみつ道具は空想の中でしか存在できないと思われます。
着ぐるみを着て動物になりすますことはできますが、今の人間ではそれが精一杯。
でも、もし動物に変身することができれば・・・と考えると、夢が広がるひみつ道具でもありますよね。
こうやって空想を広げられるのが、ドラえもんのひみつ道具のいいところなのかもしれません。