過去や未来を見ることができるひみつ道具、それがタイムテレビです。
指定した場所の特定の時間を映し出すことができ、過去に起こった出来事や、これから起こる出来事を正確に表示します。
場所や時間もおかまいなし
タイムテレビのすごいところは、
- どんな場所でも
- どんな時間でも
映し出すことができることです。
過去の出来事は正確に、そして未来の出来事は現時点における暫定的な未来を描きます。
どんな場所でも映し出してしまうということは、例えば家にいながら憧れの芸能人の家の中を見たり、国家機密の情報を取り扱う情報ルームの中だって見れるんです。
ドラえもんやのび太のように純粋・無垢な人が持っている限りは大丈夫ですが、悪いことをたくらむ人がタイムテレビを手に入れてしまうと、それだけで世界がひっくり返ってしまうような恐ろしいことが起きるかもしれません。
タイムマシンとの違い
時間や場所に関係なく、過去も未来も見えてしまうタイムテレビは、なんとなくタイムマシンに似た性質を持っているように思えますね。
タイムテレビは画面の前で過去・未来の出来事をながめるだけに対し、タイムマシンは時間の世界を行き来して実際にその世界に身を投じることになりますね。
気軽に過去や未来を覗ける点でいうと、タイムテレビが勝っています。
用途に応じてタイムテレビとタイムマシンを使い分けるといいでしょう。
自分も見られている?
ドラえもんが発明された未来の世界では、タイムテレビは各家庭に普及しています。
のび太の孫の孫にあたるセワシは、未来の世界からタイムテレビを通してのび太の行動を見ていることもあります。
タイムテレビがあると、自分のプライバシーは全く無いのも同然。
どこで何をしていようと、全ての情報が筒抜けになってしまうからです。
ひょっとしてこうやってブログを読んでいる今の姿も、未来の誰かに覗き見されている可能性だってあるわけです。
そう考えると、タイムテレビが一般に広く普及するのは恐ろしいことなのかもしれません。
もしくは、タイムテレビでも覗くことができないような特殊バリアや防御壁が一緒に発明されるのかもしれません。
使い捨てバージョンもあります
コミック33巻では『使いすてタイムテレビ』が登場します。
のび太を見つけた懸賞品としてドラえもんが用意しましたが、いろいろなバージョンが用意されているのですね。
タイムテレビはバッテリー内蔵?
タイムテレビにはボタンが2つだけ付いているとてもシンプルな構造ですが、現代の電化製品には当然あるべきコンセントコードが全く見当たりません。
ドラえもんに出てくるひみつ道具は、タケコプターのようにバッテリー式のものもあれば使い捨てものもあり、果たしてタイムテレビはどうやって動いているんでしょうか。
バッテリーが内蔵されていて、よくあるひみつ道具のように使い捨ての可能性もありますね。
ドラえもんの時代には超小型&超軽量の高性能バッテリーぐらい開発されているでしょうから、タイムテレビがバッテリー内蔵式でもなんら不思議ではありません。
タイムテレビ、あなたはどう使う?
もしあなたがタイムテレビを手に入れたら何に使いますか?
- 宝くじ1等が出た売り場を調べ、そこで買い占める
- 見過ごしたテレビ番組を見る
- 100%当たる占いを開業する
- 値上がりする株の情報を仕入れ、事前に仕込む
やはり過去・未来の出来事を把握できるタイムテレビは、私利私欲のために使われることがほとんどではないでしょうか。
過去を変えることはタイムパラドックスの原因になるので、あまりにも目立つものはタイムパトロールの検挙対象になってしまうかもしれませんね。
十分ご注意を。