『タイムテレビ』の使い捨てバージョン『使いすてタイムテレビ』を紹介します。
のび太捕獲の懸賞
食べたいドラやきを我慢し、お小遣いをやりくりしながらドラえもんはせっせとハガキを送りつづけます。
実はこれ、『必中けん賞ハガキ』の懸賞に応募し続けていたのですが、それが見事当選!
ところがのび太は普通のハガキと勘違いし、うっかり友だちにあげてしまいます。
ドラえもん33巻「だせば当たる!けん賞用ハガキ」P154:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
このことを知ったドラえもんは大激怒し、逃げるのび太を捕まえた人には懸賞として『使いすてタイムテレビ』をプレゼントすることにしたのでした。
ドラえもん33巻「だせば当たる!けん賞用ハガキ」P157:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
お手軽なひみつ道具
『使いすてタイムテレビ』はコミックに実際に物が登場したわけではなく、その名前だけが登場しました。
機能は『タイムテレビ』のままで、何回か使うと機能しなくなるのでしょう。
ドラえもんが持つひみつ道具は使い捨てや回数制限のあるものが多いですね。
どうしてタイムテレビなのか?
ひみつ道具に使い捨てシリーズがあることを考えると、もっと定番と呼ばれるひみつ道具にも使い捨てがあってもよさそうなものですが、その存在を聞きません。
例えば『タケコプター』の使い捨ては、空中でいきなり止まると危険ですし、『どこでもドア』の使い捨ては、移動した先で使えなくなると戻れなくなる危険性があります。
『スモールライト』『ビッグライト』は一定時間経過すると元の大きさに戻るようになっているため、使い捨てタイプがあっても危険はなさそうです。
そう考えると『タイムテレビ』は生命に危機が及ぶわけでもなく、使用回数も制限しやすく、使い捨てにはちょうどいい感じがしますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます